一芸にたけたものは、ダメ人間とか、いろいろ。
一芸にたけたものは、ダメ人間。
吉本隆明氏が「真贋」という本で、と、ちょっと、飛躍した言い方だけど、創作者をそう語っている。
読むと、ホントそう思う。
しかし、ダメ人間が少なくなったと嘆いているようにも受け取れる。
え?????
戦中を知ってる人からすれば、そうらしい。
想像つくけど、想像つかない(笑)
っていう事は、かなりの数でまともになった人ばかりが多数いたのであろう。
戦後で良かった。
僕自身、ダメな方だけれど、もっと、ダメな人を見て支えられて来た。
下には、下がいるなと。(笑)
もちろん、創作という点だけを、上げれば、天才肌ばかりで、そうでない人が壊れてていたら、ただの、変な人で、職業においてだけの話しが大半と思うが。
どっちにしろ、戦後では、僕は普通なので良かった。
話しは飛ぶけれど、「昔悪かった」と自分から言う人で、「ホントに悪かった人は、ほとんどいない。」
古過ぎますが、「ちょい悪オヤジ」。なんじゃそりゃ。
極端な例かもしれませんが、僕の知人、曰く、ホントに昔悪かった人は、もう、ほとんど死んでいまったそう。
「昔悪かったという人」の言葉は、大概、オンナやオヤジ殺しの、セールス・プロモーションと思うのが良い。
同じく、自分から、正反対の意味を名乗るのも、同じと思う。
だって、そういう言葉は、他人が使うセリフであって、自分からは恥ずかしくて言う事ではないだろう。
他人に何かの席で言われて、「いやぁ、まぁ」というのが、経験上、彼等の普通の感覚だ。
マフィアが自分の名刺の肩書きに、マフィアと書いたら、誰も信じないし、ただ笑えるだけの話しのようなモノだし、その逆も同じ。
大体、本来的な正義なんて、まやかしだし、スネに傷を持っていない方が、少ないはずと思う。
優れた創作者であれば、なおさらだ。
だから、われわれ創作者は、いつも、後ろめたさを感じて生きて行くのだと思うし、だからこそ、後ろめたさを感じさせない正義観を動物的な感で、すぐうさんくさく見破る力をもっているのだと思う。