鈍感力の実力。
数年前に流行った、鈍感力というコトバ。
この事にかなりの自信を持っている。
15年程前に、ロッキング・オンの契約社員だったある日、
渋谷陽一社長から呼び出された。
「中島も知ってると思うが、◎◎と○○が、社内恋愛で結婚する事になったけど、どうよ?」
「え?????」
○○は、自分の部下で、まして机はとなりだった。
◎◎も、同僚で一緒に本作っていたりしてたし。
「マジっすか??? 全然知りませんでしたけど!!!」と言ったら、呆れられた。
もう、オープンになったから話すけどと、経緯を聞いた。
全く、思い当たるフシがなかった。
社長はその件はきっかけで、今後の事の話が主題だったのだけど、
僕の頭はまったく付いて行けませんでした。
で、机に戻って、別のアシスタントに聞いてみた。
「中島さん、知らなかったんですか?露骨だったじゃないですか〜〜」
「露骨って????」
「○○さんの電話、あれ、内線でしたよ〜〜〜〜」
「マジ???????」
って、言うか普通、近くの電話の会話とか聞こえるなんて凄いな?と感心した。
この職業、いろんなセンサーを張って、いろいろたくさんの情報を整理する事も、資質の一つ。
自分には、それが欠落しているを知って、がっくり(泣)
ひとつの事しか出来ません。
そして、その後、めでたく二人は結婚したのでした。
また、付き合いが長い残念な人の事。
実は、元の僕の先輩で出会いは、かれこれ25年にもなる。
で、今から3年程前のある日、彼がカミングアウトした。
男と一緒に暮らしてる事は知っていたけど、そういう付き合いとは全然気が付かなかった。
周りに聞いてみたら、
「初めて会った時から、うすうす、気づいてたけど、それが?」
というもので、もう、事実のようでした。
「マジ?????」
20年以上も気が付きませんでした。
カミングアウトして、気が楽になったのか、
はじけてしまい行方不明になってしまいました!
掘り出せば、このような話はいくらでも出てくる。
で、鈍感力。
それは、素晴らしい生き方のように言われていたが、
何がいいのか、未だにサッパリ分からない。
どんな恩恵を受けて来たのだろう?
きっと、何かいい事が起きていたのかもしれないが、サッパリ?????だ!
それほど、鈍感力に長けているのだ!
そして、それは、なんだか切なくなる。