遅いぞ!俺!
昨日、木村賞の表紙式に出席出来ず、受賞者の志賀さんから、メールを頂く。
それは、とても素晴らしい内容で、彼女自身が現れているような、すてきな文面。
行けなく、申し訳ないです。
7月に、新宿のオペラシティーのグループ展に来ると思っていたのだけれど、(致ししかたない制度の理由で)来れないとの事で、残念がっていました。
古屋さんとの、一緒の場面を見たかったんだけど。
今日は、朝からミッドタウンで東京ADCの会議&テレビコマーシャルの予選。
いろんなカテゴリーがあり、その一つの部門のチーフに任命されてしまったから、逃げられなく会議へ(笑)
課題はどれだけ、透明性を深くするかという事が重点。
コンペは、世界のどこでも透明性をどうするかが問題。しかし、正しい方法はないのだ。それを、模索する事が重要。
これは、ADCに限らず、単なる多数決では、見逃してしまう作品を見逃してしまう事も多いから。
逆に、中庸の作品が票を集め、毒のある作品には、票が集まらないところ。
また、コンペもプレゼンテーションの場。
僕の昔のような、態度では通用しない事が、改めて判明する。
でも、ほんとによければ、勝ち抜いて来る。
でも、どこも一緒だが問題は、多数決。
今日は、何処かの◎◎組が集まっている光景と、それぞれのぶれない意見に凄みを感じる。
特に東京ADCは、不思議な団体で、外から見ると権力主義に見える。
>自分も入る前はそう思っていたし。
しかし、実態は真逆で、新しい才能を発見するところ。
大体、会員数は90名に満たない。
入会するには、厳しい道程を辿る。
結果、外側からからは、ほとんど嫉妬なのか、やっかみで覆われている。
なにか、政治力がはたいていると、憶測したりする。
そして、背を向ける事が、かっこいいと勘違いする。
>過去の僕と同じように。
確かにメンバーになる事は、この業界では一つの目標であったりもするし、知っているスポンサーからは、何やら、安心感を持たせる事もあったりする。
そして、良い仕事も、回ってくる事が多い。
年鑑が、ある種、良いデザイナーを探す為の、電話帳のような役目を果たすから。
しかし、それは、広告の世界においてだけ通用する。
僕のような、グラフィック側では、ほとんど何の効力もない。
もっと、言えば、敷居が高いのではないかと、逆効果に働く。
めちゃくちゃ、低いのに。(泣)
新人は2年に一回、おおよそ2〜3名が入会するのだが、無記名投票と過去の実績が伴って初めて入会が許される。
大雑把に、若くて35歳から、上は75歳くらいなので一学年に二人位らしい。
スイスのAGI(国際グラフィック連盟)という団体に入会するのが、世界一厳しいが、近いものがある。
またもや、自慢だがどちらも会員になっている自分は不思議だ。
>前も書いたけれど。
だって、どちらも申請もしていないし、ただ、応援しているくれている方が推薦してくれ、その後、厳しい審査を通ったらしいから。
>う〜〜〜〜〜ん。かなり、いやらしい〜発言(笑)
まぁ、ただ、言えるのは、その選抜された最も忙しく、最も評価も高い人達を審査で4日間も交通費と昼食のみで、拘束するところ。
それも、GW明けなので、最も忙しい時であるはずなのに。
不思議だ。
もし、タイムマシーンがあれば、過去の自分に説教したい!!!
話はそれて、今日、2〜3キロ歩いた。
いつも、昔の左足の骨折がひびき、1キロで足はむくみビッコになっていく。
半分仕事だったけれど、自然を見たかった言い訳が本音で(ほとんど何もなかったけれど)、今日は自分に取って、かなりの距離を2回に分けて歩いた。
途中、もたついた足音が背後から聞こえた。
振り返りもせず、「しょうがねぇなぁ」とだけ思った。
しかし、その足音の正体は、多分90歳位のおばぁさん。
凄い遅い歩きで、僕を追い越して行った!!!
オイ、オイ、オイ!
「ばばぁ、ヤングな俺を、抜かすな!!!
あなたがきっと、今の僕の年代に産んだ、おこちゃまな自分だけれど。
その、スローモーションのような遅い足取りで、追い越すなんて。
そして、なんだか微妙な速度で、僕から離れていくなんて。」
と感じた。(号泣)
今、思い出した。
20代の頃の僕の常套句。
「人は、100メートルを10秒切ると、風になる。
こんどのオリンピックで、カール・ルイスを抜かすけど、秘密だから誰にも言わないで!」と。
そのころの自分は追い風でも、100メートル、15秒。
今は、骨折が響いて、50メートル、15秒。
かなりの遅さだ!
時間は、残酷に経ってしまった。
もう、オリンピックから、声は掛からないだろう(超号泣)