北村道子さん
北村道子さんと、久しぶりにあった。
ある仕事の打ち合わせだったのだけれど、以前にまして、凄いところへ到達していた。
彼女の事は、良く知られる事なので、書いていいと思うのだが、何度も何度も、死の淵から生還してきた人で、ただただ、まっすぐ。
それが、彼女にとってまだ、道程であると考えると、ただ、驚嘆するだけ。
発する言葉は、カラダと、体験と、精神と、知性と、生理に基づいた、これぞ、本質というものだった。
出るは出るは、名言の数々。
まさしく、国の宝。
彼女を基準にいろいろ、考えを巡らせてみた。
ほとんどのもが、ただ、恥ずかしいだけのように色あせていった。
そして、僕自身が一体、彼女のどれだけのものであろうかと、ただ、途方にくれるしかなかった。
そう度々会っている人ではないけれど、やっぱり、絶対的な影響を僕にもたらせた人の一人だ。
出会いはそんなに古くなく、5年程前と記憶している。
そして、初めてあった時、僕は、一方的に話し続けた。
仕事なんだけれど、仕事の具体的な話を僕はあまりしない。
そんな事より、重要な事(例えば、プロセスとか、時間とか、場所とか、そんな事。
僕は、真に信頼出来る人と仕事する場合、具体的な鯆横行を示さない。それは、世界を縮めるだけだし、考えてもらいたいからだ。
それが、プロでしょ。
極端な場合では、撮影場所さえ遠ざかるようにしている。
(もちろん、仕上がりには、責任は取りますが。特にコマーシャルの場合、ディレクションが入れば、入る程、大した写真にならない事が圧倒的に多いし、宿命でさえあるから)
そんな彼女の周辺にいられるだけで、ほんとに良かったと感じる。
また、篠山紀信さん、高橋恭司さん、小林響さん、鈴木親くんが共通する友人だけど、これは、ただの偶然では絶対ないと思った。
今日は、これから、古屋さんの展覧会や本の打ち上げ。
岡野さん、姫野さん、小原さんも来るのだろう。
この何ヶ月で僕自身、いろいろ彼の写真について、紐とかれた部分があって、嬉しい。
そうそう、今回の本は、プリンティングディレクターに、凸版の杉山さん、千布さんコンビにお世話になりました。
その見本版が、今日、初めて見れる。
凄い仕事する人達なんで、出来映えが、楽しみ。